屋号の変更 どうする?

個人事業主の方についての話です。

事業を始めたけど何年かするうちに、事業の内容が開業時と変わってきた、という事はないでしょうか。
変わる原因としては

お客様の依頼に応えていたら当初の本業とずれてきた
続けているうちに事業の内容が特化してきた
複数のビジネスの中で、メインとなる収入が変わってきた
事業を変更した

などでしょうか。

その時屋号はどうされますか?

個人事業の場合、屋号の変更は自由です。
個人事業主の方は会社の場合よりも事業をされているご本人の信用・信頼がより重要になってくるでしょうから、相手側は屋号よりもお名前の方を意識しているかもしれません。

税務署には何か届出が必要でしょうか。・・・・必要ありません。
税務署は納税者名(=事業主名)で管理しているからです。

個人事業の方で従業員を雇っている方は年末調整の書類の中に源泉所得税の納付書が入っています。その納付書にはあらかじめ住所、名前が印字されているのですが、屋号は印字されていません。
住所、名前と整理番号があれば税務署としては確認ができるので屋号は必要ないのでしょう。

開業届には「屋号」を書く欄があるのに、使うところは無いんだ・・・って思っていたら税務署からの書類で屋号が記載されているものがありました。
確定申告書Bの第2表です。
電子申告をされている方には、税務署から申告書用紙が送られてこないため確認できないですね。
国税庁HPのe-Taxにも屋号を入力する箇所はあります。
興味のある方はH28.1.4以降公開予定の確定申告書作成コーナーをのぞいてみて下さい。