年金受給者の方、扶養控除等申告書は提出しましょう。

所得税の確定申告が始まりました。
先週、年金所得者を対象とした申告説明会に参加しました。
説明会とはなっていますが、申告です。
比較的高齢で所得税が還付になる方が中心です。申告期間は相談会場に来られる方が大変多いため早めに申告を済ませてあげようという税務署側の配慮でしょうか。

その時お会いしたある方の例です。
申告内容は複数の年金と、生命保険料控除と医療費控除くらいです。
ご本人は年金から徴収された所得税が還付されるものと思っておられました。
実際は・・・納税になってしまいました。
理由は、奥さんが亡くなられたことを日本年金機構に連絡していなかったため、年金から徴収される所得税がかなり少なかったからでした。
その方には説明してご理解いただきましたが、予想外の結果となり・・・私としてもどうしようもない事なので・・・何とも言いようがありません。

この方のような事がないように、公的年金をもらわれている方で所得税の対象となる方は、毎年ご家族の状況を通知する「公的年金等の受給者の扶養控除等申告書」を提出していただきたいです。

説明しているときに感じたのですが、日本年金機構からの書類が「ややこしい」んだろうなぁという事です。
マイナンバーが浸透し、制度がしっかり機能するようになれば少しは負担が減るようになるのかもしれないですね。