アスリートのメントレ、私も受験時代にやってました。

リオのオリンピック、いよいよ始まりましたね。

直前にはメダルが期待される選手の練習の様子などがテレビで放送されていました。
番組を観ながら、税理士試験の勉強をしていた頃を思い出していました。

受験勉強とアスリートの練習、本番に向けての準備や精神面のコントロール。関係なさそうで似ているもんだなと思いました。
どちらも「勝負」という意味で似ているのでしょうか。

試験日当日にやっていた事です。

闘争心を高める

税理士試験は別に1番になる必要はないですが、競争試験なので他の受験者より1点でも多く点を取らないといけません。税法科目だと合格率は大体12,13%程度です。会場に貼り出される座席表と受験者数を見て、その会場で予想される合格者数を計算して、「絶対○人の中に入る!」と誓いながら勝手に他の人をライバル視して席に着いてました。

平常心を作る

開場前はなるべくぼーっとするようにしていました。なるべく何も考えないようにして、全体の様子をなんとなく眺めるような感じでした。席に着いてからは腕時計の秒針の動きを目で追いながら、「焦らず・慌てず・あきらめず」と頭の中で呪文のように唱えつつ極力ゆっくりとした腹式呼吸を繰り返していました。

集中する

以前は耳栓が使えていましたが、数年前から使用できなくなってしまいました。開始の合図の後いかに早く集中するかが難しかったです。「始め」の合図の後、まず大きく息を吐いて、一通り問題に目を通して始めていたのですが毎年同じようにはいきませんでした。
結局、自分のレベルと問題のレベルによって集中の度合いが異なるように思います。
アスリートが「ゾーンに入る」と表現しますが、それっておそらくこうゆう感覚何だろうというのを私も試験で体感しました。隣に席の音が聞こえなくなり、急にひらめいたり、長い税法の条文でも勝手に手が動くようにスラスラと書け、なおかつ腕が全然疲れないような感覚でした。

1年に1度しかない2時間。冷静な判断と強い気持ちで力を出し切るのみです。