災害ニュースの度に思う事

熊本県から大分県にかけての大地震。

私は遠くに住んでいて、ただテレビで被害の映像を見ているだけですが、気が滅入るというか何もする気が起きなくなります。

毎年、どこかで自然災害が起きています。
今回のような地震や、台風などの災害が起こると気にかかる事があります。

1つは税理士試験の勉強をしている人の事。

別に税理士に限ることはないのですが、私が最後に受験したのが税理士試験だったのでどうしても気にしてしまいます。
今は4月中旬。時期としてはそろそろ受験の申込をして、これから8月の試験に向けて1段階も2段階もギアを入れ替えて勉強しないといけない頃です。
年1回の試験なので人生を掛けている人もいるはずです。
何よりも命が一番大切なのは分かっています。
それでも災害のために受験どころか勉強自体をあきらめざるを得ない人がいるのではないか思うと、「今年ダメでも来年があるよ」とか「これからもチャンスはあるよ」とか気安くは言えません。

もう1つはお米の事。

お米を毎食食べているわけではありません。
祖父母が少し農業をしていたからかもしれませんが、災害の度に水田の事が心配になります。
日本全体で考えたら一部の地域の水田が使えなくなってもお米が足りなくなることなんかないですが、土を育て、手の掛かる作業を想像すると水田の被害は悲しくなります。
今年も台風や集中豪雨でどこかの地域が被害を受けるかもしれません。

今、無事に日々を過ごせるのはただ運がいいだけなのでしょうが、災害の映像を見ることでしか自分の運の良さを感じることが出来ないというのが、何とも情けないことです。